1)悪性腫瘍

悪性腫瘍は舌癌、歯肉癌、口底癌、頬粘膜癌、上顎洞癌などを取り扱い、
根治的手術を中心に、局所・全身状態に合わせて化学療法、放射線治療を併用して
集学的治療を行っている。

5年生存率はstageT90%stageU73%stageV54% stageW34% の治療成績を上げている。
術後の患者は定期的経過観察を行い、末期患者に対してはQOL
を第一に疼痛管理に努め、
在宅医療の援助、終末治療まで行っている。

2)顎変形症

  本学歯科矯正科および開業矯正医との協力により、顎変形症に対して
下顎枝矢状分割骨切術、下顎枝垂直骨切術、オトガイ形成術、
Le FortT型骨切術、
歯槽骨切術などの外科矯正術を行っている。
手術に際しては知覚神経の合併症などに十分注意しながら治療を行っている。

症例数 178症例(20012005年まで)

     手術名

症例数

下顎枝矢状分割骨切術

116例

下顎枝垂直骨切術

21例

オトガイ形成術

20例

Le FortT型骨切術

11例

歯槽骨骨切術

10


3)唇顎口蓋裂

  口唇一次修正手術、口蓋一次修正手術、顎裂部骨移植術、言語療法などを
小児歯科、矯正歯科と協力しながら、成人までの一貫治療を行っている。

4)有病者歯科治療

静脈内鎮静法や笑気鎮静法を併用した全身管理下の歯科治療を内科疾患
(高血圧症、虚血性心疾患、糖尿病、肝臓病、腎臓病など)を有する患者に対して
主に行っている。また、障害者に対する全身麻酔下の治療を麻酔科、小児歯科や
口腔ケアーセンターとの協力のもとに短期入院下に行っている。

5)インプラント

 当講座ではブローネマルクシステム、ITIシステム(1995200610月まで)を
主に使用して、今までに下記の実績を上げている。

インプラントシステム

埋入本数

脱落本数

生存率

ブローネマルクシステム

611

3

99.5

ITIシステム

253

1

99.6

 インプラント治療に際しては、全身的、局所的に異なる症例に対して最適な
治療方法を選択している。
症例によってはサイナスリフトなどの骨移植による顎堤の改善を行い、
ソケットリフトやメンブレンの使用なども行っている。また、上部構造装着後も
定期的なメインテナンスを行い良好な結果を得ている。
明海大学歯学部病態診断治療学講座 口腔顎顔面外科学第2分野
講座紹介