ここではよく聞かれるご質問にお答えしています。
Q.矯正治療のメリットは?
来院される患者さんのほとんどは、見た目にきれいになりたいという希望からですが、ほかにも多くのメリットがあります。
きれいな歯並びで正しく機能していれば、きちんと物がかめるようになり、消化運動の促進につながります。また口の周囲の神経に刺激を正しく伝え、しっかりとした顎の骨を作ります。
Q.矯正治療中は歯が痛くなりませんか?
矯正歯科治療に用いられる装置は、取り外しのできる比較的痛みを引き起こしにくい装置と、マルチブラケット装置のように比較的痛みを伴いやすい装置があり、また痛みの感じ方は個人差があるので、一概に痛みがあるとは限りません。
また、痛みを伴うとしてもその痛みは、装置をつけたり調整したりした日から3〜4日で収まるのが普通です。痛みがひどいようであれば鎮痛剤を服用して下さい。また、咬むと痛みを感じることがありますのでやわらかい食べ物を選んでいただくと痛みが軽減するかも知れません。
Q.矯正治療に健康保険はきかないのですか?
基本的には健康保険は適用されません。ただし、厚生労働大臣が定める生まれつきの疾患が原因となっている咬みあわせの異常については保険の適用になります。
また、矯正治療に加え あごの骨の離断の手術を必要とする顎変形症の場合には指定を受けた医療機関に限り健康保険が適用されます。
Q.成人でも矯正治療で歯並びをきれいに出来ますか?
矯正治療は健康な自分の歯をもっているならば、いつでも可能です。歯周病や歯の根に病気がある場合は、その治療が先になります。
Q.歯はなぜ動くのですか?
歯は骨との間に歯根膜という靭帯を介して固定されています。この歯根膜が外力(咬む力)に対して、クッションのような役割を果たしています。歯へ矯正力を加えると歯根膜が骨に働きかけます。骨で日々、古い細胞は吸収され新しい細胞へ作りかえられているので、歯に矯正力が加わると歯根によって圧迫された側の骨が吸収され、その場所に歯は移動します。移動することによってできた空隙には新しい骨が作られ、結果として歯が移動していくのが矯正治療の仕組みです。
Q.月に何回くらい通院しますか?
検査・診断を経て治療が軌道にのるとだいたい1ヶ月に1回の通院となります。
歯の移動は、それを支える骨の吸収・新生のサイクルのなかでおこなわれます。早く治療を終えたいからといって、頻繁に力を加えたり、強い力をかけても歯は動かず、痛みが強くなることがあります。
Q.治療期間はどのくらいかかりますか?
治療期間は歯並びの症状、年齢、指示された装置の使用状況などにより異なるので、はっきりと「何年かかります」とはいえません。
通常マルチブラケット装置を使用する治療は2〜3年位かかり、その後、後戻り防止のための保定期間は動かした期間以上かかると考えられています。
成長とかかわる「第一期治療」をおこない、その後「第二期治療」をおこなった場合はさらに年数がかかります。
Q.矯正治療で歯を抜くと聞きましたが、どうしても抜きたくありません。
どうにかならないでしょうか?
あごが小さい、歯が大きいなどの理由から歯並びがでこぼこになったり、歯が前突したりします。
成長期であれば、顎や歯列の幅を広げたり、奥歯を後ろに移動して並べるスペースをつくることもあります。
成長終了後も可能であれば同様のことを行いますが限界があります。
一本一本の歯はとても大切なものですが、歯を抜かないことにこだわり、無理な並べ方をすることによってさらに前突したり、不安定なかみ合わせになることがあります。
しかし、まずは「健康な歯は可能な限り抜かない」という考え方からスタートとなります。