歯周病は感染症です。

歯周病は細菌によって起こる感染症です。ですから、歯周病を予防するためには、口の中を清潔に保つことが第一といえます。口の中は、人の体の中でも最も細菌の多い場所です。口の中に常在する菌は、細菌が繁殖しやすい環境下では、2時間で2倍に増えていくといわれます。 しかし、きれいに磨いた歯面に細菌が付着してプラークが成熟するまでには24時間かかります。毎食後に、ブラッシングすることも大切ですが、一日に一度、長い時間をかけて徹底的にプラークを除去することのほうが、歯周病の予防には効果的であると言えます。

細菌の数は

8時間後には、

細菌

16倍!!

 

また、お口の中をきれいにするだけでなく、歯周病を進行させる因子 (リスクファクター)にも注意しなくてはなりません。 現在、わかっているリスクファクターで一番問題なのは「喫煙」です。歯周病の治療の際にも、喫煙者は、非喫煙者に比べてあきらかに治療に対する治癒力が低いことをよく見かけます。よい歯で健康な生活を送るためには、「喫煙」はやめるよう心がけてください。

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